17 2月 チャレンジカップ2019 今年は最優秀賞狙い 【第2話】
春霞塾、アクティブラーニング講座で取り組んでいるFirst Aid for Muslimah -Japan(FAM)チームは、日本最大級のアクティブラーナー育成イベント「チャレンジカップ2019」に応募しました!4回シリーズの第2話。2018年4月から始まったこのプロジェクト。プロジェクト実施前の彼らの現状と目標としたゴールについてご紹介します。
5人の高校生と1人の大学生でスタートしたこのプロジェクト。多くの生徒が留学経験を持ち、英語で活動をすることはスキルアップにつながると期待を膨らませていた。チャレンジカップ2018の優秀賞を受賞した 「ハラール醤油開発プジェクト」を先輩から引き継ぎ、今年は自分たちのプロジェクトとして当事者意識をもって企画すること。またイスラム理解は継続したいと考えていた。2050年には、ムスリム人口はキリスト信者人口を超える。隣のムスリムを知りたい、イスラムってどんな宗教であるかを生活レベルで知りたいと思ったからだという。昨年のプロジェクトのゴールは「ハラールビジネス参入」企画であったが、今年はソーシャルビジネスに転換しようとしていた。
FAMのマスコットキャラクターのヌールルちゃん。
パキスタン人のイマーム(イスラム教導師)には、偶像崇拝だと叱られた。
具体的な達成項目と期日を設け、責任分担する計画が立てられた。
⑴日本語指導をする→1人以上のサポートをする
⑵日本での生活お役立ち動画(英語版)をYouTube配信する→11本作成し、SEO対策を施し、再生回数を上げていく。
⑶ムスリマの悩みを英語で傾聴する→1人以上の生活サポートをする
⑷Facebookを立ち上げ、国内外にプロジェクトの発信をする→いいね!やシェアを獲得し、日本におけるイスラム社会での認知度を上げていく。
⑸ムスリムの子ども達を受け入れる日本の学校に、イスラム理解をしてもらうためのマニュアルを作る→配布する
⑹この活動をAO入試や就職活動で報告する。→大学合格や就活突破を手に入れる。
しかし、いくつかの課題があった。 ⑴ムスリムがどこに住んでいるのか、分からない。取材に行きたくても、女性達にはなかなか会えない。⑵ムスリム社会でのキーパーソンが誰か分から ない。⑶予算がない。⑷実際に何に困っているのか分からない。そもそも、日本に滞在する女性達は困っているのか。
塾内コンペによってFAMの前身に当たる「ママ相談所」に取り組むことが決定したのが、初夏。その後、就職活動や大学AO入試のため活動は中断した。11月になっていた。実質的な活動は全くしていない。再開できるのか、1月末の活動終了日までに何ができるというのか…。
6月。塾内コンペはムスリム女性の生活支援をする「ママ相談所」に。女性達のお友達が欲しかった。