18 7月 自由からの逃走
7月10日から1週間、夏のイベントのチラシを各地で配布しています。駅で、学校前で、交差点で。講師の中島悠先生が笑顔で同行してくれました。
生まれて初めてのチラシ配りです。今まで教員や銀行員や専業主婦としてぬくぬく生きてきたのです。こんなにガン無視されたり、あからさまにいやな人でも見るような目つきで見られたりするのは生まれて初めてです。街角に立つのはつらいし、苦しすぎて夜眠れません。

教員時代の教え子に出会って「先生!そんなことまでするんですか?!」と驚かれました。でも、にっこり笑って返します。「そうよ、伝えたいことがあるから。私は本気よ。」
私には伝えたいことがあります。
7月22日(土)2時から本塾で開催する「2018年度入試 推薦・AO入試の極意!難関大学入試の傾向と対策」は、北海道、東京、大阪、神戸を巡って、15の大学入試担当者から情報をお伺いしました。どんな生徒を求めているのか、どんな方法で何人募集するのかを直接お伺いするためです。大学の入学者受け入れ方針を把握する一方、生徒さんの個性や興味関心を見つけ、大学や学部とマッチングします。偏差値ではなく、自分も家族も見つけていない可能性を引き出すのが私の仕事です。
8月5日(土)1時から開催する「安田亨先生と学ぶ!センスを磨く良問54 数学Ⅰ・A」イベントでは、カリスマ数学講師の安田亨先生を本塾にお招きします。『大学への数学』の執筆者でいらっしゃる先生から、数学の講義を受けることができます。教壇の上や参考書で垣間見る先生が、あなたに講義をして下さいます。直接先生から手ほどきを受けることができるなんて。私は数学の喜びをもっと昔に知るべきでした。
この瞬間の出会いが、行動が、あなたの人生を決めるかも知れません。覚悟を決めて、自分の課題を克服するのはあなた自身です。すべきことも見つからず、自分の可能性を決めることもなく、指示され命令され「我慢」する人生より、ずっとずっとずっと楽しいんだから。
「我慢」はクセになります。楽だし、リスクはないし、一緒に「我慢」する仲間もいます。それをエーリッヒ・フロムは「自由からの逃亡」といいます。Escape from freedom. チラシ配りは辛いけど、今自分がすべき使命を果たす。我慢より自分の弱さの克服。数学と同じ。もっと私は早くに知るべきでした。
だから…だから今、私はチラシを配ります。