昨年のハラール醤油開発プロジェクトに続き、今期は在日ムスリムの生活支援をするプロジェクト「First Aid for Muslimah Japan – FAM」に取り組むことになりました。
女子部…ムスリムのママ達は、ムスリム女子ネットワークの外に出ることが少ないと、フィールドワーク調査からわかりました。自分の子どもたちが日本の保育園や学校生活をするときに起こる文化摩擦にまつわるお困りごとに、しっかりと耳を傾けます。
ご希望であれば、文化と言語の通訳者として、学校や園に赴きます。塾生たちは教育を受けているいわば当事者であり、「🇯🇵学校あるある」を体感しています。当事者だからこそ共感ができ、回避策も知っています。英語通訳もでき、解決のための方法も考えます。
男子部…日本社会の最前線で働くムスリム男性の日本語学習支援を行います。日本企業で仕事をして、帰宅後は家族を守るのは、男性の仕事だと言います。日本で家族を支える言語能力は必須です。塾生男子が担当します。
「ママ相談所」のブランディング。以下の強みの組み合わせです。
⑴実際に異文化体験をしていること
⑵生徒という教育の主体者でありこと
⑶イスラムについて勉強したいという気持ちがあること。そして数人のムスリムキーパーソンとの絆があること
⑷ムスリムのジェンダー問題にも関心があること
夏休み中には広島市にフィールドワークに行き、日本語教育の先駆者に会います。また平和記念館を見学することが決まっています。1967年の原爆ドーム第一期保存工事現場監督だった方の解説を聞くことができます。